加齢だけが原因じゃない!? 白髪のできるメカニズムとは
黒髪の中にひょっこり現れる白髪・・・
気が付くとあっちにもこっちにもってこと、よくありますよね。
髪の老化で白くなるとおもわれていると思いますが、もともと髪には色がついておらず、白色が本来の髪色です。黒い髪として生えてくるのはメラニン色素が色を付けているから。
白髪は根元から先の方まで真っ白とういうイメージですが、髪の先の方だけや途中が白髪になっているのを見かけたことありませんか?
その理由は、メラニン色素の働きが一度無くなっていたものが回復したと考えられます。では、そのメラニン色素が働かなくなり白髪として生えてくる原因はなんでしょうか。
白髪はなぜできるのか? 考えられる5つの原因
白髪のできる原因は複数あると考えられ、現在でもさまざまな医学的研究がされています。
加齢
一般的には白髪は加齢とともに増えるものとされています。髪に黒い色をつけるメラニン色素の生産に必要とされる酵素があり、その酵素の働きが40歳前後から衰え始めるため、
髪に色がつけることができず加齢とともに徐々に白髪が増えると考えられています。
遺伝
白髪ができる過程に遺伝がどこまで関連しているのかはまだ解明されていませんが、男性
型脱毛症などにも遺伝が関係するように、白髪になる原因の1つに遺伝による影響があるの
ではないかと考えられています。
生活環境
頭皮もお肌と同じように気温や紫外線などの外部からの影響を受け、体内環境を左右する食生活や生活リズムによっても健康状態を悪化させ白髪ができやすくなってしまいます。
日頃の頭皮ケア方法なども大きく関わっていると考えられます。
病気
慢性の胃腸疾患、貧血、甲状腺疾患、マラリアなどの病気で、急に白髪が増えることがあります。尋常性白斑(じんじょうせいはくはん)ができるとその部分が白髪になったり、
円形脱毛症が治るときに白髪になるケースも。これらは、病気が完治すると、元の黒髪に
戻る場合もあります。
ストレス
白髪の多い人を「苦労している」と表現するほど、毛髪はストレスによる影響を受けやすく、薄毛や円形脱毛症などの症状が出ることがよくあります。ストレスにより毛細血管が
収縮し、髪の毛を作る細胞の働きが弱ってしまうためと考えられます。
白髪予防に効果あり!! とくに重要な「食生活の見直し」
白髪ができる原因はさまざまですが、ひとつ、あるいは複数重なって白髪が進行すると考えられています。
しかし、遺伝や加齢による白髪だと諦めてはいけません。適切な頭皮ケアや健やかな生活習慣によって、ある程度発生を遅らせたり減らすことができる可能性があります。
メラニン色素の衰えにより白髪ができてしまのは、髪に必要な栄養素が行き届いていないことが考えられます。食生活の改善で白髪予防の効果が期待できます。
ミネラル | 昆布、ワカメ、ひじき、などの海藻類 |
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銅 | そば粉、納豆、カシューナッツ、しそ、焼き海苔、エビ、タコ、イカ、牛レバー |
ビタミンA | かぼちゃ、人参、ほうれん草、レバー |
ビタミンB | マイタケ、モロヘイヤ、うなぎ、牛乳、卵、チーズ、豚肉、しめじ、納豆、あさり |
ビタミンE | ナッツ類、植物油、アボカド、にら |
セサミナール ゴマリグナン |
黒ゴマ |
亜鉛 | 牡蠣、レバー、牛肉、小麦 |
髪に良いからといって取り過ぎは禁物です。これらの食材を使ってバランスの良い食生活を心がけましょう。